読書
こんにちは、のぐともです。
実は昨日、スパニッシュのファイナルを無事に終えて完全にセメスターブレイクに突入しました!スパニッシュのファイナルが不安でしかなく、猛勉強して挑んだんですが、あまりにも簡単で拍子抜けしてしまいました。今までのクイズと難易度が全然違ったんですが…… まぁ、難しすぎるよりかはありがたかったです!
ということで全てのファイナルを終えまして、完全フリーダムになった訳なのですがそれはそれでやることがなくて困りますね。今日は一日中家でゴロゴロ怠けるつもりだったんですが、いい天気だったのでもったいないと思い、ビーチに行ってきました。
ビーチに行くにしても何かやることないかなぁ、と出かける部屋を見渡していたら本棚に読みかけの日本の本を発見。こんなに暇な機会は滅多にないので、全てのデバイスを部屋に残し、カメラと本と財布とサングラスだけを持ち、ビーチへ向かいました。
ふと、私の世界は割とテクノロジーに占領されつつあるのでは…と疑問に思ったので今日ぐらいは距離を置いてみようと思いまして。前回はビーチにパソコンを持って行き、勉強をしていたのですが、今回私が持つのは紙ベースの本。そうなると携帯やパソコンは全く不要ですよね。それに本を読むわけですし、ビーチにはビーチの音がありますし、音楽も不要なのでは…と思いイヤフォンも持っていきませんでした。
結論を申し上げるとですね。
最高の1日でした。
久々に真っ向から自然と向き合った気分でした。何に誰に邪魔されることなく、目の前の景色をしっかり目に焼き付け、自然の音に耳をすます。子供の頃は当たり前にやっていたのに、大人になってからは全くしていなかったんですよね。
小学校の音楽のクラスの最初に必ず、耳をすます時間というのがあったことをふと思い出しました。クラスの始めの3分ほど、みんな目を閉じ、静かにし、ただひたすら聞こえてくる音に耳をすます。その音はどんな音で、どこから聞こえてくるのか、をその後みんなで話し合う。そんな何気ない時間でしたが、私はとてもその時間が大好きでした。でも今は外に誰かと出かけるとき以外は常に耳にイヤフォンをしていて、音に耳をすませる機会はほぼありません。もったいないですよね。色んな音があるのに、自分でそれらを遮断してきてしまっていたなんて。ビーチで読書していて、自然の音に触れて、初めてそれに気付きました。簡単なようで貴重な体験。
波、砂、岩、風、犬の鳴き声、子供の声、カモメの声、工事現場の作業員さんの声…
色んな音が聞こえました。目を瞑るとまるで小学生の時のあの音楽のクラスに戻ったみたいでした。とても心地よかったです。
ちなみに読んでいた本は日本の本。
4年1組 命の授業
これは前にブログでも少しまとめさせていただいた、日本教育界で有名な金森俊朗先生が当時受け持っていたとある石川県の小学校の4年1組にNHKが1年間の密着取材の様子をまとめたもの。ドキュメンタリー映画で泣く泣くカットせざるおえなかった場面など、映画よりもさらに深く子供たちを見ることのできる一冊です。内容はほぼ映画と同じなので知っていたにも関わらず、目に涙をためながら読んでいました...
もう一冊は、
「また、必ず会おう」と誰もが言った。
これは確か2年前の夏に日本の電車の中の広告で目を惹かれて購入した本。一見ただのストーリー小説のようで、実は私たちが生きていく上でつい忘れてしまうものに気づかせてくれ、改めて人生について考えさせられます。何と言ってもこのタイトルがいいと思います。私が一目惚れしたのも実はタイトルがきっかけ。タイトルにしては少し長く感じるけれど、簡潔にこの本のメッセージを伝えてくれますね。
どちらの本もオススメですので時間がある方はぜひ読んでみてください。今日こうやって久しぶりに日本の本を読んでみて、改めて本を読むなら日本の方がいいなと感じました。表現が英語より豊かで、そのぶんイメージも膨らんでいく気がします。
読書はいくつになっても自分を高めてくれる。考えの幅を広げてくれる。いいですね。読み飽きません。
景色も相変わらずとても綺麗でしたよ。
読書の世界観と相まって気持ちよかったです。
Dundarave beach
17st Ambleside park
ビーチに先客がいたんですが、なぜか仲良くなって (笑)、いい写真を何枚か撮って貰いました。
服装がもうほぼ夏ですね。
このままレインクーバーが去ってくれることを願います。
のぐとも