バンクーバー留学日記。

カナダに留学してから早6年。ウエストバンクーバーの高校を卒業後、今も変わらずバンクーバー内で大学生をやっています。

保育士とは

 

こんにちは、のぐともです。

最近ツイッターで軽く炎上したらしいホリエモンこと堀江貴文さんのとあるツイートについて今回は私なりの意見をまとめてみようと思います!

 

その問題となったツイートがこちら

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堀江貴文(Takafumi Horie) on Twitter: "誰でもできる仕事だからです 「なんで保育士の給料は低いと思う?」低賃金で負の循環 (朝日新聞デジタル) - https://t.co/EuidhabdJ1"

 

このツイートに対する意見はツイッター上でも賛否両論でした。

「国家資格が必要で命を預かる仕事だから誰にでもできる訳ではない」と主張する人もいれば「子供の扱いが上手ければ誰にでもできる」と主張している人もいました。意見は様々です。このブログを見てくださってる皆さんはどうお考えでしょうか?

 

純粋に保育士/幼稚園教諭を目指していた昔の私ならこの彼の発言に対して不快感を覚えたと思います。しかし大学で幼児教育を色々な分野/学部の視点から考えてきた今は不思議とこの発言に不快感を覚えることも、怒りを覚えることもありませんでした。むしろ日本の幼児教育システムを冷静に見直すきっかけをもらいました。

 

なぜなら私がなりたいのは、保育士/幼稚園教諭ではなく幼児教育者だからです。もちろん子供と触れ合う仕事という面では全く同じ職種です。しかし幼児教育をどう見るかによってその呼び方は変わってくると思います。

 

以前のブログ(社会から見た幼児教育)でも少し触れたように、例えば保育園や幼稚園を「子供を預けるただのサービス」として認識しているのであれば私達の仕事は保育士/幼稚園教諭として呼ばれると思いますが、逆に保育園や幼稚園を社会が「子供の社会性や表現力を伸ばす早期幼児教育」であると考えていれば私達は幼児教育者と呼べると思うのです。

 

つまり、やはり日本ではまだ保育園や幼稚園は「子供を預けるだけのただのサービス」としてしか見られてないって事がこのホリエモンさんの発言から改めて分かったわけです。さらに社会から見た幼児教育者の役割もただのケアギバー(子供の世話をする人)としてってことでしょう?だから「誰でもできる」という認識に至る。実際、心の奥でこのツイートと同じ考えをしている人は多いと思います。

 

私はこのツイートに怒る程ではないな、と思いました。 ホリエモンが悪いというよりそう思わせる社会に問題があると思いますし、そもそもこのホリエモンの発言自体、彼の幼児教育のイメージから出たものなのか、それとも客観的に社会全体を通して見た幼児教育を示して言ったものなのかは定かではないので。

 

ただ、どちらにせよ思うことは沢山あります。そもそも本当に誰にでもできるのであれば保育士/幼稚園教諭なんて仕事は必要ないんじゃないでしょうか?

 

保育園や幼稚園をただのサービスとしてしか見ていないのであれば、子育て経験のある親を集めて預かり保育でもすればいいわけですし、仲良しのママ友同士で子供の預け合いをしていた方がお金もかからなくていいのでは?つまり、まず子供を保育園/幼稚園に預ける本当の理由を考える必要があると思うのです。

 

なぜ子供を保育園や幼稚園に預けるのですか?
親が働くため?小学校前の準備のため?それとも、みんなが行かせるからそれが当たり前だと思ってますか?

 

幼稚園も保育園もまだ義務教育ではありません。つまり行かせる必要はないのです。本当に子供のためを思って行かせるなら別として、「誰にでもできる」という認識を持っているのであれば、わざわざ高いお金を払って、必死になって空きのある保育園を探して保育士に預ける必要はないのではないでしょうか?

 

もし自分が親で、働かなくてもいい、又は全く忙しくない状態で、さらに保育園/幼稚園=小学校前の準備という考えが社会に存在しない状況だったとして… それでも保育士や幼稚園教諭に子供を預けますか?もしそれでも預けるというのであれば、なぜ預けるのですか?
それを考えていった先に本当の保育園や幼稚園の存在意義が見つかると思います。

 

このツイートを通して、日本の幼児教育の現実を改めて知る事ができました。でもこれはただの現実に過ぎなくて、これが限界ってことではありません。

 

私達の考え方、行動次第でどうにでも社会の幼児教育システムを変えていけるのです。もちろん今まで慣れ親しんだことから新しいことにチャレンジすることは面倒ですし、大変なことです。

 

しかし、幼児教育だけでなく、私達は常に自分たちに「これがベストなのか?」と問いかける事が必要だと思います。すでに社会の中で私達の隣にあるのは私達本来のベストではなく、妥協した上で成り立ったベストなのです。

 

つまり、このホリエモンの発言に怒り、感情的になる事よりもまず、これからどう日本の幼児教育システムや幼児教育に対する考え方を改善していけるのかということに焦点を置いたほうがいいのではないかな、と私は思いました。

 

長くなってしまいましたが、彼のこの発言のおかげで幼児教育のあり方を見つめ直し、さらに自分の幼児教育者としてのビジョンをより明確に見ることができました!感謝です!

 

のぐとも