のぐともカナダ留学ブログ

15歳で留学開始し、カナダ11年目。 高校、大学を卒業し、現在は幼児教育者として働いています。 永住権取得済み。

大学留学に必要なもの

 

こんにちは、のぐともです。

以前言いましたが、無事に今回もセメスターが終了しました〜 数週間後には夏セメとして実習が本格的に始まるので、まだまだこれからですね!気を抜かずに頑張ります!

 

今回の成績はこんな感じ。

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一応ストレートAは取れましたが、イングリッシュはもう少し頑張ればA+を取れたと思うので少し悔しいです… 反省。

でも、高校の頃は苦手だったin class essayでの成績が今回のイングリッシュではかなり高くて、地味にカナディアンの友達よりも良かったので、そこは素直に自分の成長を褒めてあげたいです!

 

スパニッシュに関してはA−でも仕方ないかな、という感じです(笑) オンラインの課題はなかなか成績が良かったのですが、クイズの点数があまり良くなかったです… ただ、改めてスパニッシュの楽しさには気付けたので良しとします!

 

残りの教育クラスは安定のA+で一安心… やっぱり自分の好きなことなのでいつでも一生懸命に取り組んでますし、これだけは譲れませんね。

 

今回の教育クラスでもたくさんのことを学びましたし、たくさん色んなことについて考えました!今考えると大変だったけど、とても幸せな4ヶ月でした。

 

セメスターの最初には毎週の課題の量に嘆き、泣きながら母に電話をして「無理かもしれない。絶対今回Aなんか取れないし、そもそもパスすらできないかもしれない。どうしよう…」なんて弱音を吐いていたのですが、終わってみると大したことなかったですね (笑)

 

でも本当にあの時は苦しくて、どうやったらこの苦しみから解放されるのか…なんて事を考えていました。

 

私が泣きながら電話してるときに母は「死ぬことを考えるくらい追い詰められているのなら今すぐ日本に帰って来なさい。Aを取らなくたっていいし、無理なら無理でいい。やめる事も大事」と優しい言葉をかけてくれました。

 

でも逆にそれが私を奮い立たせてくれた気がします。「どんなに苦しくたって、こんな状態で諦めることの方が嫌だ」と思えたからです。いつからこんなに負けず嫌いになったのか…

 

諦めたい、今すぐ辞めたい、だけどそれは私のプライドが許さなかったのです。やる前から諦めるのはどうしても嫌で、とりあえずやってみよう、やるしかない、と思いました。それでダメなら仕方がない。

 

こんな時こそネルソンマンデラの言葉がとても響きます。

It seems impossible until it’s done 

何事もやってみるまでは不可能に思える。その通りなんです。セメスターが終わった今、本当にそう思います。やってみなきゃ分からないんですよね。

 

こういった経験を踏まえて、留学に本当に必要なのは英語力や社交性でもなく、忍耐力と精神力なのではないか、と思いました。特に大学生活の面で。

 

日本で大学生になったことがないので、詳しいことは分かりませんが、こちらの大学は皆さんが想像している以上に厳しいものだと思います。そして留学生に一番に求められるのは、考える力に次いで、屈強な忍耐力と精神力なのです。

 

英語が第1言語でない、というだけでもネイティブスピーカーの生徒よりも色々と不利なことは間違いないです。でもだからと言って、そこで諦めてしまう、もしくはネガティブの闇に飲み込まれてしまう人は大学留学には向いていません。

 

私も正直ネガティブになることは多々あります。だけど、それで諦めたことは一度もありません。

 

今までで一番私が苦しかったのは小児医学についてのペーパーを書いている時です。100%私は理数の頭ではないのに、脳の構造についての学術論文を読んで理解して、まとめなければならなかった時は本当にしんどかったです。だってどこをどう読んでも分からないんですもん (笑)!分からない英語の単語を日本語に訳してみても、日本語の方が難しくてよく分からないし、結局は英語で理解しなくちゃならなくて…

 

まぁ今までにないぐらい泣きました!!でも、鏡に写った泣いている自分を見た時に「泣いたって何も変わらないのになんでこいつ泣いてんだ…」って自分のことを冷静に、そして客観的に見れたのです。

 

そして「泣いてる時間の方がもったいない!泣く暇があるのなら全力でやれ!それでダメなら仕方がない、諦めよう。そもそも英語が第二言語の時点でカナディアンよりも努力する必要があるんだ。だったらせめて努力の面では一番でいたい」と思えました。

 

どんなに辛くても最終的に諦めることは絶対になかったし、教育を心から愛し、一生懸命努力している、という点では誰にも負ける気はありません。

 

とてもハードな大学生活だからこそ、私ぐらい図太い神経が必要なのかな、と思います。繊細で、常に自分はダメだ…と考えてしまっている人は精神面でかなり疲れてしまうはずです。

 

実際、途中で諦めてしまったり、大学を辞めていった友達が何人かいたのも事実です。

 

短期の交換留学よりも、正規の大学留学はネイティブスピーカーと同じレベルを求められるので正直かなり厳しいです。挫折する事も多々あります。だけどそんな時こそ冷静に、そして客観的に自分を見て、諦めない事が大事なんだと思います。

 

そういった意味で、大学留学に必要なものは英語力よりも忍耐力や精神力、そしてある程度の覚悟なのではないか、と私は考えています。

 

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のぐとも