カナダで健康診断
こんにちは、のぐともです。
カナダで初めて健康診断に行ってきました!というのも、幼児教育 (ECE) 関係の仕事に就くことを考えている人はポスグラ (post graduate work permit) だけでなく、ビザを申請する際に健康診断の証明書を求められるんです。
まだ英語が分からない人や初めての人は必ず緊張するであろう、他国での健康診断... 今日は少しでもそんな緊張を取り除くべく、分かりやすく健康診断の様子などをまとめていきたいと思います。
Medical Exam (健康診断)
まず大前提として、健康診断は英語でMedical Exam、もしくはMedical Checkとも呼ばれます。直訳って感じで分かりやすいですよね。レントゲン検査はX-Rayと呼びます。
基本的にカナダでは、MSPに加入している人は無料で医療が受けられます。そのため、クリニックに行く際はMSPカードを提示するだけで、帰る際にお金は払う必要はありませんよね。ですが、健康診断は保険適用外となりますので全て自己負担となります。
検査終了後は自分のメールアドレスにE-Medical Information Sheetというものが送られてくるのですが、これが健康診断の証明書となり、ビザや移民申請の際に必要となるものです。
ちなみに何か検査上で怪しいことなどがあった場合は検査後に電話が来て、再検査となることがあるみたいですが、何も連絡がない場合は結果に問題はなかったと思って良いそうです。結果はIRCCに送られはするものの、当事者には何も詳しいことは教えてくれないという…
対象者
移民申請をする人は全員受ける必要があり、私みたいにECE(幼児教育)関係で働いて子供と接する機会がある人や医療/介護の職についたり、そういった関連の学部で大学に通う人もビザ申請の際などに健康診断の証明書を求められます。
どこで受けられる?
上記該当者は、ただ健康診断に行けば良いというだけではなく、IRCC (通称: Immigration, Refugees and Citizenship Canada)が定めた移民申請者を対象とした健康診断を扱う特定の病院の中から選んで行かなければなりません。
ちなみに、IRCCから定められた病院であれば日本でも健康診断を受けることができ、その証明書はカナダでも有効となります。
こちらがそのIRCCウェブサイトにある、移民申請者などを対象とした健康診断を扱っている特定の病院のリスト。
ちなみに日本の病院を検索してみたところ、神戸に2件ありましたが、他は全て東京となっておりました。
実際に調べてみたら分かるように…
- 病院のある州/都道府県
- 病院名
- 医者の名前
- 病院の住所
- 電話番号/ウェブサイト
- 利用可能言語
が表示されていて分かりやすいと思います。
これらの情報を元に自分に合うと思った病院へ電話をし、予約を入れます。基本的に電話では、健康診断を受ける目的(移民申請かそれとも職種関係か…など)、MSPカード(保険証の有無)、今現在のビザの有無などを聞かれるので答えてください。
日時が決まったら、向こうから当日に必要な物を教えてくれると思うのできちんと忘れずに持っていってくださいね。
私の場合は…
- パスポート
- 今現在有効のビザ
- MSPカード (保険外だが確認のため)
を持ってくるように言われました。
私が選んだ病院
数ある指定された病院の中から私が選んだのはDwyer Immigration Medical Servicesです。
医者の名前: Dr.Desmond P. Dwyer
住所: 750 W. Broadway, Suite 705, British Columbia V5Z 1H6
電話番号: 604-733-3434
利用可能言語: English, Mandarin, Spanish
なぜここを選んだかと言うと… テキトーです (笑) 本当になんとなく。「まぁ遠くもないし、いっぱいあるけどここでいっか〜」って感じで選んだのですが、たまたま電話に出た方が日本人という偶然…!お互い最初は英語だったのですが、私が名前を言った瞬間に「日本人の方ですか?」となり、そこからは日本語に…(笑)
病院内では話すことはありませんでしたが、他にいた日本人の方に日本語で説明されているところをチラッと目撃したので、サイトの利用可能言語にJapaneseはないのですが本当に英語に自信がない方はここをオススメします。
健康診断、一連の流れ
- 到着して受付に「健康診断を何時に予約した〇〇ですけど…」と告げると、電話で予約した際に持ってきてほしいと言われた物の全ての提示を求められます。
- 軽い問診票と個人情報の紙を渡されるので記入します。ちなみに質問内容は「過去にこういった病気になったことはあるか」「親族にこの病気にかかった人がいたか」など日本でもよく見る一般的なものです。
- 健康診断、及びレントゲン検査への同意書を読みサインします。そして健康診断分 $240を支払います。クレジットは使えないので、現金もしくはデビットでお支払い。レントゲン検査については「タトゥーはあるか」「妊娠はしているか」などでした。
- 全ての書類に記入し、サインをした同意書を提出したら写真を撮られます。健康診断の証明書に載る顔写真用です。おそらく政府はきちんとこの写真とパスポートの写真を見比べるのだと思います。
- 写真が終わると、カップと紙袋を渡され尿検査用の尿を求められます。この病院の場合はトイレに鍵が必要だったので、鍵を受け取り、いざ尿を取りにトイレへ。帰ってきたらカップを入れた紙袋を指定されたトレーに置いて、次の案内があるまで座って待ちます。
- 名前を呼ばれたら個室部屋に移動し、体重と身長を測ります。
- 看護師さんにパンツ以外の服を脱いで大きい画用紙のような紙を体に巻くように言われます。「診察する医者は男だけど、私が一緒に部屋にいて立ち会うから」とわざわざ説明してくれました。たしかに不安になる女の子はいるだろうし、きちんとそう言ってくれるのは優しい配慮ですね。
- 先生が入ってきた後は、軽い質疑応答をして、胸の鼓動を聞かれ、仰向けにされた状態でお腹をコンコン叩かれながら音を聞かれてました。
- そんな超ゆるーい検診が終わった後は血液採取。別室に移動され、試験管2本分ぐらいの血を抜かれました。その看護師さんに「これで終わり。レントゲン検査は違うところでやるからこのマップに従って行ってね」と大雑把な地図を渡されます。
この後は受付で何をすることもなく、個人情報の入ったファイルを持ちながら貰った地図を片手にレントゲン検査の場所へ移動。
レントゲン検査の流れ
地味に分かりにくい緑に囲まれたところにひっそりとあるLaurel Medical Centre…ここが地図に記されたレントゲン検査の場所なのですが、普通に渡された地図よりもgoogle mapで見ながら行くほうが探しやすい気がしました。
- X-Ray検査の受付にて、先程健康診断終了の際に貰ったファイルを渡し、レントゲン検査代 $65をお支払いしてしばらく待合室で待ちます。平日のお昼にも関わらず意外と人が多かったです。
- 名前を呼ばれたら付いていき、試着したみたいなところでネックレスなども取って上半身裸になり、貰った服に着替える。できれば髪も束ねる。
- 着替えて待機しているとまた名前を呼ばれるのでレントゲン室へ行き、指示通りにして撮影。
- 終了後は着替えてそのまま帰宅
なんだか思ってたよりもゆるーい感じの健康診断で気が抜けてしまいました (笑) とりあえず今の所は何も身体に異常はないみたいで良かったです。
この記事がこれからカナダで健康診断へ行く方の参考となることを願います!
のぐとも