のぐともカナダ留学ブログ

15歳で留学開始し、カナダ11年目。 高校、大学を卒業し、現在は幼児教育者として働いています。 永住権取得済み。

悲しい事件

 
こんにちは、のぐともです。

平凡な毎日を過ごしておりますが、最近日本では衝撃的なニュースが駆け巡ってますね。海外でもかなり取り上げられ、アメリカ政府までもがコメントするほど世界的に大きなニュースとなりました。

 
神奈川相模原の障がい者施設で起きた、戦後最悪と言われるようになってしまった殺人事件。19人が死亡、26人が重軽傷……
 
皆さんはどう思いましたでしょうか?
私はとてもショックで、怒りが抑えきれませんでした。私の弟も軽いですが自閉症で、世間一般で言われる”障がい者”なので他人事じゃありません。昔からずっとそういう子たちと触れ合ってきたけど、本当に本当にみんなとってもピュアで良い子なんです。そんな彼らがなぜ殺されなくちゃならなかったんでしょうか?
 
 
安楽死させるべき」
 
犯人は事件前にそう言っていたみたいです。
唖然としました。
幸せって人によって違いますよね?
貧しくても幸せな人もいれば、
どんなに辛い病気だろうと生きているだけで幸せな人もいる。
 
そんな中、「安楽死させるべき」なんてタダの自己満にしかすぎないと私は思います。いつ彼らが殺してほしいなんて頼んだのでしょうか?他人の幸せの基準を勝手に決めるべきではないです。
 
障がい者を身内に持つ側からしたら本当に悔しくて悔しくて涙が止まらなかったです。なぜ彼らが死ななきゃいけなかったんでしょうか?痛いと言うことも、助けを求めることも出来なかった人達がどれだけいたか…考えただけで辛いです。
 
とある番組のインタビュー内で
「僕たち障がい者が一体何をしたって言うんですか?」
って男の人の言葉がとても胸に刺さりました。
 
そうです。
何もしてないんです。
彼らが殺されなくちゃいけない理由なんて何もなかったんです。
ただ普通に生きていただけなのに。
 
私はこの地球上に存在する全ての人間に生きている価値は同等にあると思っています。この事件だけじゃなく、イジメや自殺問題にも同じことが言えると思います。価値のない人なんていないです。みんなそれぞれ小さかろうが、大きかろうが生きている理由があるんです。
 
亡くなってしまった彼らの分も精一杯生きようと私は思いました。だからみんな”死ぬ”なんて言葉を軽々しく言わないようにしましょうね。
 
重い話になってしまいましたが、この事件を、この今の私の想いを忘れないようにこのブログに書き留めておきます。
 
 
のぐとも