教育実習終了
こんにちは、のぐともです。
先日、無事に3つ目の実習を終えることができました。
今回の実習先は今までの中でも特に素晴らしい環境、教育方針、そして教育者が揃っており、私にとっては本当に学ぶことが多かった場です。5週間という短い期間でしたが、そんな素晴らしい環境で素敵な先生方と働けてとても幸せでした。
割と大きなプリスクールということで、10人を超える先生方、5つ以上あるプログラム、そして 1プログラムにつき 16人以上いる子供達... 私自身 4つの違うプログラムで毎日入れ替わりで入っていたので、実習を始めた当初はまずはそれぞれのクラスに慣れることで精一杯でした。
ラッキーなことに名前と顔を覚えるのはすごく得意なので、2日目には全ての子どもを把握することができ、意外にもかなり早い段階で子供達とは打ち解けることができました。しかし今回の実習先の先生方は皆、私が生まれるよりも前から幼児教育界で働いてきたベテランさんばかりということもあり、正直最初はかなりのプレッシャーでした。
「うまくやれているかな?」
「変に思われてたりしないかな?」
なんてずっと考えていたのですがそんなある日、1人の先生から
「今のところあなたはすごくいい仕事をしているから自信を持って。間違えたりしないか不安なのはわかるけど、実習はね、ましがえてもいい期間だと私は思ってるの。実際、働き始めたら間違いはそう簡単に許されるものではないけど、実習中はたくさん間違えてその分たくさん学ぶことが大事なの」
という言葉を言っていただきました。
これだけですごく軽くなった気分!
「間違えてもいいからとりあえず私の考える教育アプローチを実践してみよう!そしてこのベテラン先生たちからたくさんいいものを盗んでやろう!」ってそう思わせてくれました。
その結果、先日お別れをした際、私が特に一番リスペクトしてる先生から「あなたは最高よ。素晴らしい先生だし、私の人生の中で間違いなく一番の実習生だわ。これから働き始めたら色々あると思うけど、あなたはすでに最高の先生である、ということを忘れないで。本当にあなたと働けてよかった。まるで実習生じゃなく、同僚と働いてるみたいだったわ!」とまで言ってもらえました... 感無量。
そしてこんな綺麗なお花と色紙まで頂いちゃいました。
さらにはクラスの女の子のお母さんから「娘が最近学校に来るのはあなたに会いたいからなのって言ってたわ。春休み明けてから一向に学校に行こうとしなかったんだけど、今日なんか早起きして学校に来たがってたわあなたのために」って言われてさらに涙... すごく嬉しいお言葉ですね。これからもそう子供達に思われるような先生を続けていきたいです。
今回でトータル 500時間、卒業に必要な全ての実習を終えたことになります。毎日
行きたいと思える実習先もあれば、蕁麻疹が出るほど行きたくないと感じる実習先もありました。プリスクールやデイケアの違いなども知ることができたし、なにより間近でたくさんの先生の色々な教育方針が見られてよかったです。良い点は真似できるように、悪い点はそうならないように注意しながら今後の実践に生かしていきたいと思います。
のぐとも
Deep Cove
こんにちは、のぐともです。
今日は先日行った Deep Cove について色々まとめていきたいと思います。
DEEP COVE
ノースバンクーバーの端に位置するこのDEEP COVEは、かなり人気の観光スポットとしても有名です。
特にQuarry Rock からの景色が人気なんだと思います。そんな景色がこちら。天気がいいときはダウンタウンやSFUまで見えることができます。
バンクーバーダウンタウンから 211 のバスに乗って乗り換えなしでダイレクトで行くことができます。だいたい1時間で着きます。*駐車場が少ないので、車は止めるのが大変かもしれません*
バス/車から降りると小さなヴィレッジとカヤック乗り場が見えると思います。こちらも綺麗で割と撮影スポットだと思います!
先ほどの景色がよく見える Quarry Rock までたどり着くには、このカヤック乗り場を通り過ぎ、住宅街側に進んでいく必要があります。そのまま歩いて進んでいくと左側にひっそりと Hiking Trail と書いてあると思うので、そこから道のりに沿ってハイキング開始です。夏や晴れている日などはたくさんの人がいると思うので、だいたいその人たちに付いていけばこのハイキングの入り口に着くと思います (笑)
ハイキングは約1時間半ほど。
割と簡単なコースですが、人気の観光スポットということもあり、人が多いので狭いところは譲り合いながら気をつけて進んでください。
Quarry Rockまでのハイキングを終え、この素敵な景色を見終わると今度は元来た道を戻ることになります。帰りは下りが多く、行きに比べるとかなり楽でした (笑)
ハイキングを終えた後は、先にある小さなヴィレッジのカフェでブランチなんてのもオシャレでいいですよね!私たちは Arms Reach Bistro というお店で Original Bunnyを頼みました〜 すっごく美味しかったし、眺めも最高だったのでオススメです!
興味がある方は天気がいい日にでもぜひ Deep Cove へ!
Deep Cove
のぐとも
Lonsdale Quay
こんにちは、のぐともです。
実習先のフィールドトリップ、いわゆる課外授業?社会科見学?でLonsdale Quayに行ってきたので少しまとめていきます。
特にスペシャルな場所でも何でもなく、かなりみんなが当たり前に知っているような場所なのですが (笑)
Lonsdale Quay
バンクーバーの Waterfront station から出ている Sea Bus に乗って、ゆらゆら12分ほど揺られながら最終的に着く場所がここ、ノースバンクーバーの Lonsdale Quay です。
Sea Bus から降りて改札を出ると、真正面にはバスターミナルがあり、左側に抜けると Lonsdale Quay Market という小さなマーケットに繋がっています。色々なお店があるので、のんびりと過ごしながら歩いて回れます。
カフェやレストランからはオーシャンビューと共にダウンタウンを一望でき、そんな素敵な景色を見ながら食事を楽しめるのでおススメです。
そんなマーケットの中心には綺麗な噴水があります。私の実習先の子供達は嬉しそうにこの噴水の周りで遊んでました!
この噴水先のフェンスにはこんなものが。
実はこれ Love Locks 🔐
カップル達が自分達の名前を南京錠に刻んで、それをフェンスにロックし、鍵はそのまま海の中へ投げる…というカップル達にとっての儀式のようなものですね (笑)
子供達は不思議そうにこのラブロックを見て「Hey! There is a heart!」なんて言いながらはしゃいでました。まだ家族や友達以外のラブを見つけたり、理解したりするのは子供たちには早いのかな?(笑)
ちなみにこの Lonsdale Quay にある、シンボルのような Qマーク。下に階段があり、かなり上の方まで登ることが可能です。
夕日も夜景も、ここからだとかなり綺麗に見えるので、高所恐怖症でない限り行ってみて損はないかと思います!
よかったら足を運んでみてください。
のぐとも
Cleveland Dam
こんにちは、のぐともです。
最近のバンクーバーは晴れが続き、気温も高く、完全に春のムード一色です。そんな中、先日彼と一緒にハイキングに行ってきたのでご紹介したいと思います。
Cleveland Dam
こちらはノースバンクーバーに位置するダムです。
たかがダムかと思いきや、かなり山を登った上の方にあることもあって景色が最高でした!
バンクーバーダウンタウンからは 247 のバスに乗って30分ほどで着きます。
ハイキングをしながら行きたい方はこちら!
Capilano Pacific Trail
ウエストバンクーバー、パークロイヤルの近くからダムまで、片道約2時間、トータル4時間ほどのハイキングコースとなっています。
*google map上で検索をかけると、普通の道路沿いのルートが出てしまうので、ハイキングを楽しみたい方は下記のウェブサイトでしっかりハイキングコースを確認しながら行くといいと思います。
ハイキングコースは本当に森の中!って感じです。
大地の恵みを存分に感じながら歩きました。
肝心のダムはこんな感じ。
この日は水の量が少なかったので勢いはあまり感じられなかったです。
素晴らしい景色をバックに写真を撮ってもらったのですが、いつも自撮りばかりの人間なので、いざ撮ってもらうとなると緊張してしまいこの表情...
天気がいい日に行くと景色が最高だと思います!
こんな景色が手頃に見られるなんてカナダ最高〜!
目の前の大自然を目にして思わずお辞儀をしてしまいました (笑)
興味がある方はぜひハイキングでも、バスでも行ってみてください :)
のぐとも
バレンタイン
こんにちは、のぐともです。
かなり遅めの記事更新になってしまったのですが、今回は先月のバレンタインについて今更ながらにまとめていきたいと思います。
私事ながら実は今年に入って割とすぐに彼氏ができまして...
今年のバレンタインはなんとその彼氏と過ごすことができました!
実に4年ぶりのお付き合い (笑)
今のところまだ幸せな日々が続いております。
まあ、そんなこんなで!
今回は時期的には過ぎてしまいましたが、日本とカナダのバレンタインを比較していきたいと思います。
- Happy Valentine's Day 2019 -
日本バレンタイン一般的な特徴
- 女性から男性へ想いを伝える
- チョコレートをプレゼント
- 3/14のホワイトデーに男性が女性へお返し
カナダバレンタイン一般的な特徴
- 男性から女性へ想い/感謝を伝える
- 女性もパートナーにプレゼントをする
- チョコレートに限らず、花束やレストランでの食事など、何かをしてあげることが多い
- ホワイトデーというお返し文化はない
簡単に説明してしまうと、日本のバレンタインデーは「想いを伝える告白の日」という認識なのに対し、カナダのバレンタインデーは「感謝を伝えたり、想いを改めて確認する日」という感じがするので、日本のシングルの人たちがバレンタインでそわそわするのに対して、カナダのシングルの人たちはあまりバレンタインを気にしていないイメージがあります。
そんな感じで、私の彼はKEGでのディナーをご馳走してくれて、さらに手紙とチョコをくれました!
そして私は彼にお手製レターと何枚かのクーポンを贈りました (笑)
かなり久しぶりにちゃんとバレンタインをお祝いした気がします。
彼氏がいるっていいですね... (笑)
来年のバレンタインも一緒に過ごせてるといいな〜
のぐとも
Unicorn Frappuccino
こんにちは、のぐともです。
突然ですがみなさん、
ノースアメリカのスターバックスで5日間の期間限定で発売されていたフラペチーノの存在をご存知でしょうか?
ユニコーンフラペチーノ...
日本の若い子の間ではだいぶ知られているみたいですが。
日本じゃ考えられない色ですよね (笑)
ノースアメリカではどちらかといえば見慣れた色...
カナディアンの友達でさえ、見た目が無理って子もいましたが (笑)
私もトライするか迷ったんですが、今日はとても天気が良くて暖かったってのとファイナルイグザムが時間よりも早く終わったので、これはもう今しかない!と思って今日ダウンタウンへ行ってトライしてきました (笑) いいブログ材料にもなりますしね。
カロリーなどの詳細は下のリンクから見られます。
Unicorn Frappuccino® Blended Crème | Starbucks Coffee Company
実際に飲んでみて...
一言で感想を言うならシュガー??(笑)
最初の一口目から基本ずっと甘ったるい感じです。
クリームの上のパウダーが酸っぱいみたいで、クリームと混ぜると少しサワーテイストになりましたが、全体的にわたあめ味のコットンキャンディ フラペチーノに似ていました!実はこのコットンキャンディも日本のスタバにはないのですが (笑)
とりあえず、想像していたよりかは普通の味でした。やっぱり商品化するだけあって、それなりの味は保ってるみたいですね。安心しました。とても美味しいわけでも、とてもまずいわけでもなく、微妙という言葉が一番あってるかも。
このオンライン記事のレビューがとても好き。
Really, it does not matter what candies and medicines and emotions the coloured powders of this drink taste like — it only exists to be Instagrammed.
つまり、味もカラーも関係ない。結局このユニコーン フラペチーノは写真を撮って、それをInstagramにアップするためだけにあるようなものだ、と (笑)
まあ、話題性はありますよね。
それに、うまくティーン世代をターゲットにしたマーケティングだなとも思います。そして、まんまとその戦略に乗ってしまった私 (笑)
ちなみに、私がオーダーしたのはショートサイズ。
でも日本のスタバと比べるとこれはトールサイズ。
そしてまさかのショートサイズで$4.93
果たしてユニコーンだけでスタバは一体どれぐらいのお金が儲かるのかしら...?
私からのリポートは以上です!
のぐとも
平等とは
こんにちは、のぐともです。
バンクーバーは晴れたり、雪が降ったり...と予測できない天気が続いております。
そんな最近ふと、日本とカナダでは平等の意味合いが違うな、と感じたのでその違いについて今回は私の意見をまとめていきたいと思います。
みなさんにとって、平等とはどういったことを指しますか?
平等の定義とは
簡単に説明をしてしまうと、日本が考える平等とは EQUALITY であり、カナダが考える平等というのは EQUITY です。
つまり私たち日本人の多くが考える平等とは、全員にまったく同じ物や機会を与えるということ。そしてカナダが考える平等とは、全員それぞれのニーズに合ったまったく違う物や機会を与えて、その全員が同じ目標にたどり着くこと。
私たちは、自分の今までの経験や環境、そして自分が持っている知識で他人や物事を測ってしまいがち。それゆえに、自分たちの物差しで他人をジャッジしてしまうのです。
しかし、果たしてそれは公平と呼べるのでしょうか?
人間というのは自分が持っている特権 ( PRIVILEGE ) には気付き難いものです。自分がどれだけ恵まれているか、なんて考えもせずに生きていることが多いはず。なぜならそれが生まれた時からの自分の「当たり前」だから。
しかし実はそれらは本来「当たり前」なものなどではなく、他の人からしてみれば喉から手が出るほど欲しいものかもしれないのです。だけど私たちは自分たちが持っている特権には気づかない。
いうならば、私たちは生まれた時点でみんな違うスタートラインに立っています。それなのに全員が同じ物や機会を与えられるとなると、私たちの間のギャップは一向に埋まりませんよね?スタートラインが違ければ、たとえ自分が3歩進んでも自分たちの前にすでにいる人たちも同じく3歩前に進んでしまうわけです。
平等とはなにか、特権とはなにか、について分かりやすく触れた一本のビデオがYouTubeにあります。
まずは白人、黒人、全員が同じラインに横並びになっているシーンからスタートです。そして男の人が声を大にしてこう言っています。
"We are racing for a $100 bill.
The winner of this race will take this"
「私たちはこれから$100を賭けたレースをし、勝った人がこれをもらえます」
"Before I say go, I'm gonna make a couple statements.
If those statements apply to you, I want you to take 2 steps forward.
If those statements don't apply to you, I want you to stay right where you're at"
「GOと言う前に、いくつかステートメントを読み上げます。もしそれらが自分に当てはまる場合は2歩進んでください。もし当てはまらない場合は今いる場所にそのままステイしてください」
ルールはいたって簡単。
ステートメントもいたってシンプルなものばかり。
「ケータイ代を気にしなくていい人」
「大学の授業料を気にする必要がない人」
「お金のことで両親を助ける必要がない人」
などなど。
一体誰が最後に一番前に来ると思いますか?
ステートメントに当てはまって前に進んで来たほとんどの人たちは白人であり、ラインから一歩も動いていない、もしくは前方から遥か遠くにいる人たちはほとんどアフリカンアメリカンの人たちです。
"I want you guys up here in the front just to turn around and look.
Every statement I've made has nothing to do with anything any of you have done; has nothing done to do with desicions you've made. Everything I have said has nothing to do with what you've done.
We all know these people up here have a better oppotunity to win this $100. Does that mean these people back here can't race? No"
「前にいるあなたたちは後ろを振り返ってみて。
僕が読んだ全てのステートメントは君たちが決めたものでもなければ、君たちがどうにかしてできるものでもない」
「手前にいる君たちはこの$100を手に入れるのに優位なチャンスを持っている。だけどそれがつまり、後ろにいる彼らがレースに参加できない、という意味ではない」
We would be foolish to not realize we've been given more oppotunity.
We don't want to recognize that we've been given a head start, but the reality is we have.
They still gotta run their race. You still gotta run your race.
「自分たちは多くのチャンスをもらっている、ということに気づかないのは馬鹿げている。私たちはヘッドスタートをもらっている、と言う事実を認めたくないだろう。だけど現実に実際もらっているんだよ」
「それでも彼らはレースを続けなければならないし、君たちもレースを続けなければならない」
"If this was a fair race and everybody was back on that line, I garantee you some of these black dudes would smoke all of you. And it's only because you have this big of a head start that you're possibly going to win this race called life; that is a picture of life"
「これが本当に公平なレースならば、君たちが後ろのあのラインに立っていて、今後ろにいる黒人の彼らが前にいて圧勝していると思うよ。君たちがこの人生という名のレースに勝てる可能性があるのは、君たちがヘッドスタートをもらっているからだ。これが人生なんだよ」
つまり「自分たちには特権があるからこの人生というレースに有利なだけである。そして自分たちのその特権に気づかずに生活することはとても愚かなことだ」と伝えたかったんだと思います。
この手前にいる白人の子達と後ろにいるアフリカンアメリカンの子達との間のギャップ、これが私たちが気づかないうちに手にしている特権 ( PRIVILEGE ) なのです。
こういったギャップをなくすためには、全員に同じ物や機会を与える、という平等の定義ではダメなのではないでしょうか?
私たちはみんな違うのだ、という事実を認めた上で、個のニーズに合ったものを提供していく必要があるのです。もちろんたくさんの人が国にはいるので、そう簡単なことでなないと思います。しかし全ての人々が自分の居場所を感じることができ、皆で共存していくためには、まずは違いを認識し、状況や個のニーズに応じて順応することが大事なのではないでしょうか?
日本にもたくさん良いところはありますし、日本を否定しているわけではありません。ただ、日本人がもっと特権というものを理解した上で平等の意味を考え直し、カナダのような順応力を身につけていければ、もっと私たちの日本は素敵な国になるような気がするのです。
のぐとも