のぐともカナダ留学日記。

カナダに留学し早7年。ウエストバンクーバーの高校を卒業後、今も変わらずバンクーバー内で大学生をやっています。

私が留学を勧める理由

 

こんにちは、のぐともです。

今回は私が留学をオススメする理由についてまとめてみようと思います!

 

一番多くの方が想像する留学の主な目的...それはやはり英語の習得だと思われます。その次に多くあげられるであろう理由としては、いろんな国の文化や人と触れ合う機会だったり、経験を積むことだったり...でしょうか?

 

実際、私が15歳で留学を決めた時の理由は英語力でした。当時は英語部というミュージカル部に所属していて「英語が理解できればもっとキャラクターに感情移入できるのに…」と思ったのがきっかけです。

 

しかし留学歴が6年目となった今、「留学してよかった」と思う理由が変わってきているのです。

 

もちろん英語が話せるようになってよかった、と思うことはたくさんありますが、よくよく考えてみると、こっちに住んでいれば英語が話せるのは当たり前なことなんですよね。日本に帰国したら英語が話せる、というだけで少しだけ株が上がるのかもしれませんが、こっちにいると英語が話せたって何の意味もないんだなぁ、と思うことが多々あります。

 

何年かの留学を体験して感じたのは...

英語力でなく「自分の頭で考えられるようになること。そしてそれを自分の言葉で伝えられること」がもっとも重要であり、そういったスキルが得られるのが留学なのではないか、ということです。

 

実際私は今、自分の英語力よりも自分の考えや意見などにもっと自信を持っています。「自分の意見が絶対正しい!」という感じで自信を持っているわけではなく、自分の意見をためらうことなく言うことができる自信です。

 

これは日本の多くの教育機関では一番つきにくい自信ではないかと思います。全ての学校や教育を一括りにするわけではありませんが、日本では若いうちから自分の意見を求められることもなければ、他人の意見をシェアするという機会も少ないですよね。むしろ自分の意見を言うと煙たがられたりすることも多い気がします。

 

そのせいか、私もカナダに来たばかりの頃は自分の考えを持っていないどころか、考える力すらありませんでした。むしろ考えようともしていなかった気がします…

 

それが今では、日々の普段の生活の中でふと目についたことですら延々と考えを巡らせる事が当たり前になりつつあります。

 

きっと留学をしていなかったら、私は考える力を身につけることができなかった気がします。もちろん日本でもきちんと考えを持ってる人はたくさんいます。それでもやっぱりカナダの友達の方が考えを持ってる人が多い気がします。

 

日本にいる時、友達とは楽しい事をするために一緒にいることが多いんですが、こっちの友達といる時はやる事が少ないせいか(笑)、本当に色々な話をします。政治、教育、経済、恋愛、哲学、心理学… ジャンルを問わずにお互いに自分の考えをぶつけ合います。時には意見の衝突なんかもありますが、「あー、そういう考え方もあるんだ」「なるほど」と納得することや、学ぶ事も多いです。

 


留学に来て、考える力を身につけ、さらにその考えをきちんと言葉にする大切さを学びました。

 


日本では本音と建前という文化もあるせいか、私たちは自分の本当の感情や考えを押し殺しがちです。もちろんそれが完全に悪いということではありません。それがあってこそ今の日本が成り立っていると思うので。


ただ、それでも私たちは自分の意見を持たなすぎていると感じます。日本の教育は「社会や周りに同化、またはフィットする」という事に重点を置いてしまっていて、私たちの個を活かせる場は多くありません。


先生がただひたすらレクチャーをし、生徒は座ってノートを取る… こういった教育で、どう私たちの考える力が伸びるというのでしょうか?教養を教えることは確かに大事かもしれませんが、教育とはそれだけでいいのでしょうか?


一方的に私たちの考える力を制限しておいて、社会に出たら「さぁ、考えなさい」と私たちに考えを求め、期待していた答えじゃないと「こんなことも考えられないのか」と責められる。そんなの不公平すぎます。


考えられなくて当たり前。だって考えを殺すような社会や教育に支配されてきたんですもん、なんて生意気にも思ってしまいます (笑)


でもきっと意見ばかりしていると今度は「生意気だ」と嫌われていくのです。


自分の意見を言っただけで煙たがれる、なんて環境があっていいわけがないのに。


どうして意見をたくさん言っているだけで「媚びている」「頭いいアピール」などと陰口を叩かれなくてはならないのか…

不思議でなりません。


むしろ考える力もなく、周りに同化し、自分の意見すら持たないことの方が恥ずかしい事ではないでしょうか?きちんと自分の意見を持って、胸を張って「私はこう思うんだけど、あなたは?」と言える人の方がよっぽどカッコいいです。


そもそも意見はただの意見なんです。

言ってなんぼ。

聞いてなんぼ。

ぶつかってなんぼ。


意見に間違ってるも正しいもありません。それはただの個人の考えです。そして、そういったたくさんの個の考えが集まって、衝突や妥協を乗り越えた先に更に新しい考えにたどり着くんだと思います。


自分の意見を持つには、まずは考える力が必要です。残念ながら私が15年間を過ごした日本での学校教育では考える力を身につけることはできませんでした。


でも留学に来て、考えることの大切さを学びました。むしろ自分の意見が言えない、もしくは持ってないと呆れられることもあります。「なぜ自分の意見がないのか」と。


高校の頃、英語のクラスで、クラスメイトが発言した後に先生が私に「あなたはどう思う?」と聞きました。その時の私は考える力も英語力もなく、ただ「彼女と同じ意見です」と答えたんですが、その時に先生に言われた言葉を私は今でも覚えています。


「彼女と一字一句同じ考えだって言うの?あのね、全く同じなんてないのよ。例え同じだとしてもきちんと自分の言葉で言いなさい。あなたの意見はあなたのものなの」と。


確かにその通りすぎて、その時は何も言えませんでした。当時はただひたすら自分の意見がなかったのです。


だって15年間「周りと一緒である事」が当たり前で、自分で考える必要なんて全くなかったから。


だけど高校、そして大学留学を通して、クラスで意見を聞かれる事がほぼ毎日のようにあり、自分の意見を聞かれて答えられないなんて恥ずかしい思いを二度と経験したくはなかったので、例え小さな事でも思ったこと、感じたことは全て発言するようになりました。


プレゼンテーションやエッセイなども多くあり、それらを通して自分の考えを形や言葉にする方法も学びました。そうして私は考える力を身につける事が出来たのです。


もちろん日本でもそれらを得られないわけではありません。ただ私の場合はきっとあのまま日本にいたら、考えることの楽しさも、それを周りと共有する嬉しさも知ることはできなかったと思います。


今は何でもかんでも毎日考える事が楽しいです。特に教育についてだったら延々と考えていられます!私の考えに共感をしてしてくれる人がいると嬉しさが倍増するのです。そして、そんな私の考えよりも断然素晴らしい考え方を持つ人を発見するとより嬉しさが倍増します。


少し考える力が身に付いただけでも、世界は今までより違って見えます。きっと疑問に思うことも増えると思いますが、今まで見えなかった、もしくは気づけなかったことに気付けるキッカケなのです!

 

 

最後にもう一度言いますが、私が留学をお勧めするのは英語力を身につけるためではありません。正直、英語力だけなら日本でも十分可能な環境はたくさんあると思います。


私が留学を勧める本当の理由は、日本ではなかなか得ることが難しい「考える力、その考えを表現する力、そして共有する喜び」を学ぶ事ができるからです。

 

 

これこそ私が今「留学してよかった」と

心から思う理由なのです。

f:id:nogutomocanada:20190617152049j:image

 

のぐとも