バンクーバーおすすめカラオケ4選
お久しぶりです、のぐともです。
日本と比べると「自然のアクティビティ以外やることが何もない!」とどうしても感じてしまいがちなバンクーバーですが、今回はそんなバンクーバーでも楽しめる私的おすすめカラオケ店をご紹介していきます!
バンクーバーおすすめカラオケ4選
Solo Karaoke
おすすめ度: ★★★★★
アクセスの良さ: ★★★☆☆
料金設定: ★★★★★
曲: ★★★★☆
機器の扱いやすさ: ★★★★★
私的おすすめカラオケ店第一位です!
Solo KaraokeはBurnaby、Edmonds Station近くにあり、バンクーバーダウンタウンからはスカイトレインとバスで1時間ほど...と少し時間がかかるのですが、圧倒的おすすめの理由として、日本では当たり前でもバンクーバーでは珍しいALL YOU CAN SING (歌い放題) があることです!
バンクーバーには意外にもカラオケ店は少なくないのですが、基本的に料金設定が時間や部屋ごとに設定されているのでかなり高いと感じてしまいます。しかしこのお店は歌い放題があるおかげでオープン時間の 2PM〜7PM までたっぷりとカラオケを楽しめます。部屋数も多く、廊下や部屋の感じも日本のカラオケにかなり近いです。最低オーダー額などもないです。
曲の選択はタブレットから行いますが、アーティストで検索をかけるとあまり日本の楽曲は出てきません。タイトルから検索をかければ、かなり最近の曲まで mv付きで出てきます。店員さんにお願いすれば自分のスマホからYoutubeと繋げることができ、歌うこともできるので曲には困らないと思います。食べ物や飲み物のオーダーもタブレットからできます。
- ALL YOU CAN SING: 平日、休日含め $22~$25/person
営業時間:(日曜から木曜)2PM ~ 0AM (金曜と土曜)2PM ~ 4AM
住所: 6462 Kingsway #102, Burnaby, BC V5E 1E1
Fantacity
おすすめ度: ★★★☆☆
アクセスの良さ: ★★★★★
料金設定: ★★☆☆☆
曲: ★★★☆☆
機器の扱いやすさ: ★★★☆☆
こちらはバンクーバーに住んでいる方ならきっと知っているであろうカラオケ店です。ダウンタウンのロブソンストリートに位置しており、アクセスは良いのですが料金設定が高めの印象です。人数や時間に応じて値段が決まっているので、大人数で行って全員で割ればあまり問題ないと思いますが、二人などで満足するまで歌いたいとなるとどうしても値段が高く感じてしまいます。
曲数は程よくあるイメージですが、あまり多い方ではなく、部屋数もあまり多くはないです。曲を選ぶにはリモコン?と冊子の選択肢があります。
- 2人から6人まで $55/ person (金土)
値段設定が細かいので詳しくはこちらをご覧ください。
ウェブサイトがないのでYelp上でのページを掲載してます。
営業時間:(日曜から木曜)2PM ~ 1AM (金曜と土曜)2PM ~ 2AM
住所: 1133 Robson St, Vancouver, BC V6E 1V9
K-Fever
おすすめ度: ★★★★★
アクセスの良さ: ★★★★☆
料金設定: ★★★★★
曲: ★★★★☆
機器の扱いやすさ: ★★★☆☆
こちらもFantacity同様、バンクーバーのカラオケ店としては割と名が知られているところかと思います。私が高校生の頃からお世話になっていて、個人的にSolo Karaokeと同じくらいにおすすめです。
こちらのお店も部屋数が多く、ALL YOU CAN SINGもあり、お値段もお手頃です。リッチモンドのアバディーンステーション近くに位置しており、駅から徒歩5分ほどなのでアクセスもしやすいです。ただ、アクセスが良いこととリッチモンド周辺の若者が集いやすい Aberdeen にあることもあって、比較的混みやすいイメージがあります。できれば予約をしておくべきだと思います。
曲数もある程度あり、機器も使いやすくて、値段も良いですが、利用している部屋によって最低オーダー額が決まっているのでお忘れなく!
- ALL YOU CAN SING: 平日、休日含め $17~$19/person
予約や詳しい情報はサイトへ。
営業時間:(月曜から木曜)7PM ~ 1AM (金,土,日曜)2PM ~ 1AM
住所: 8300 Capstan Way, Richmond, BC V6X 4B7
Book Kyung Ban Jeoun & BK Karaoke
おすすめ度: ★★★★☆
アクセスの良さ: ★★★★★
料金設定: ★★★☆☆
曲: ★★★★☆
機器の扱いやすさ: ★★★☆☆
こちらは韓国料理屋さんにカラオケが入っている感じなのでカラオケバーというかな地になります!レストランがメインですので、あまり部屋数はありませんが、ダウンタウンのロブソンストリートに位置しており、アクセスはとてもしやすいです。機器や曲は上でご紹介した Fantacity とあまり大差なかった気がします。
料金設定なのですが、サイト上に記載がなく、私自身が行ったのもかなり前でしたのでいくらくらいであったか記憶は曖昧です、すいません... あまり高いイメージはなかったのですが部屋数が多くないこともあり、長居できそうな雰囲気ではなかったです!
詳しくはYelpをご覧ください。
写真やクチコミはほとんどがレストランや料理に関するものなので、もしこちらのカラオケに興味がある方はお店に連絡して聞いてみてください。
営業時間:(月曜から土曜)11AM ~ 2AM (日曜)11AM ~ 1AM
住所: 1638 Robson St, Vancouver, BC V6G 1C7
今回は私的おすすめバンクーバーカラオケを4店舗ほどまとめてみましたがいかがでしたでしょうか?意外にもバンクーバーにはカラオケが多く存在してますのでよかったら色々探してみて自分のお気に入りのスポットを見つけてみてください!
こちらのサイトでたくさんのカラオケ店がまとめられています。
参考にしてみてはどうでしょうか?
では素敵なカラオケライフを!
のぐとも
子供の"悪者"についての考え
こんにちは、のぐともです。
前回のブログでレッジョエミリアの教育方針について触れさせてもらったのですが、今回はそのレッジョエミリアの特徴の一つである"ドキュメンテーション"について、実際に私が実習中に行ったトピックを元に触れていきたいと思います。
前回話したように、レッジョエミリアは
- 普段の日常での子供たちや子供と教育者の会話などを含め、プロジェクト活動中の子供達の言動を事細かにメモや写真、そして動画として残します。それらを振り返り、今後どのように活動を発展させていけば良いか、などを話し合ったり、時には「子供達がどれほど有能であるか」を視覚的に明確にするツール (pedagogical documentaion/pedagogical narration) としてもこのドキュメンテーションは役立ちます。
- そしてこのドキュメンテーションは教師たちだけでなく、親御さんや子供の目にとまるところに展示され、みんなで一緒に活動を振り返り、その時の言動などによりさらなる議論や活動の展開に役立てます。
前回のブログ「レッジョエミリア教育」から一部コピー
まずこのドキュメンテーションを始める前に行う重要なこと
- 子供たちを注意深く観察し、彼らの関心や疑問を探ること。
ちなみに私が大学生時代に行った一つの実習先で子供達が毎日のように興味を示していたのが...
"Bad guys"
日本語で直訳すると「悪い奴ら」ですが、そう聞くとなんか違和感がすごいですね (笑) どこの国の子供達もそうだと思うのですが、小さい頃ってスーパーヒーローもの、例えばウルトラマン、アンパンマン、プリキュアや仮面ライダーなんかに憧れたりしますよね。そしてどのアニメにも必ずと言っていいほど良いキャラと悪いキャラがいるはずです。
子供達が頻繁に「BAD GUYS!」と口にするのも、悪役と善役に分かれて遊んだりするのも、こういったアニメの延長線上であり、当たり前のことだとは思うのですが、それにしても私の実習先の子供達は毎日と言っていいほど悪役キャラになったり、ダンボールを刑務所に見立てて遊んだり、レゴブロックで自分なりの銃を作ったり... かなりBad Guysに興味があるようでした。なので、私は残りの実習期間中はBad Guysにフォーカスを絞って子供達の観察を続けていくことにしました。
3週間、毎日の観察&分析ノートと毎週末のペダゴジカルドキュメンテーションとエッセイをひたすら頑張ってきましたが、その中でも私が特に改めて「子供って私たち大人が考えているよりもしっかりした考えを持っている」と思った事例をみなさんにもご紹介したいと思います。
きっと親御さんの中には「悪者ごっこや、銃を作って遊んだりするのって子供達のために良くないんじゃないの?」と懸念を示す方も少なくないと思います。だからこそ私のこのドキュメンテーションを通して知って欲しいのです。
子供達はきちんと物事や世界の仕組み、そして人間の複雑さを理解しています。そしてさらに、彼らはきちんと現実と遊びの境界線もわかっています。これらを明確にし、みなさんにいかに「子供達が有能であるか」を伝えることが私たち教育者の役割なのです。
まず最初に...
- 子供達の悪い人と良い人の認識の仕方
これはとても面白かったですね。ほとんどの子供が「悪い人は目が上がっていて、怒った顔をしている。だけど良い人はいつもニコニコしていて幸せそうな顔をしている」と答えました。これは確実にアニメや絵本、そしてメディアの”悪い人"と"いい人"のイメージが元となっていると思います。
では子供達はこれらのイメージがすべての悪い人、良い人に適用されると思っているのか?
答えはNOです。子供達はきちんと「例外」の区別もできるし、私たち人間の複雑さまで理解しています。
実際に私が体験した例を話します。
#Moment 1
Mくん (5) が教室内に飾ってあるボードを見つけました。このボードにはクラスメイトや先生たちの笑顔の写真が貼ってあります。
Mくん: 「見て!彼らはみんないい人だよ!だってみんな笑ってるもんね」
私: 「なるほど。それじゃあこのクラスに悪い人はいないってことになるね」
Mくん: 「うん、いないよ。あ、でも中には何人かいい人じゃない人もいるね」
#Moment 2
Mくん: 「いい人はみんな幸せなんだよ」
Aちゃん (5) : 「まぁ、でも悪い人も幸せになれるし、彼らだって笑うことはできるよ。しかも知ってる?悪い人は私たちを騙すことだってできるんだから!」
#Moment 3
(写真は重せできないのですが)水の入った容器に赤いフードカラーを入れて、いくつかの小さい容器を準備したりしました 。 子供達はそれを悪者を殺すための毒を作る工場に見立てて遊んでいたのですが、途中から悪者キャラの子たちと良い人キャラの子たち、どちらも参加し始めました。
私: 「あれ、ちょっと待って。よく考えたら今、良い人たちと悪い人たちが同じ工場で働いてるんじゃない!?」
Aちゃん :「そうだよ!私たちは良い人でもあり、悪い人でもあるの!」
私: 「それって可能なの?」
Aちゃん :「もちろん!私たちはどっちにもなれるんだよ!」
さらに、絵本を読んだ後のみんなでのディスカッションでは、子供達は「悪者が悪いことをするにも理由がある」という考えを生み出しました。
#Moment 1
絵本"3匹の子ブタ"を読んだ後に私たち先生が質問をして、子供達の考えを広げます。
先生: 「このストーリーの中に悪い人はいる?」
子供みんな: 「おおかみ!」
先生: 「どうして狼が悪者なの??」
子供みんな:「豚を襲ったからー!」
先生:「うん、たしかに。でもなんで狼は豚たちを襲ったんだろう?」
Kちゃん (3) :「狼はね、すーっごくお腹が空いててどうしようもなかったんだよ!!豚を食べるしかなかったの」
Hちゃん (5) :「それにね、狼はずっとひとりぼっちで寂しかったんだよ」
#Moment 2
私:「森にいる全ての狼が悪者なのかな?それともこのお話に出てくる狼だけが悪者?」
M&Tくん (5):「全ての狼!」
Nちゃん (4):「違うよ!他の狼は豚を襲わないよ!これはただのストーリーだもん。現実では狼は豚を襲わないし、理由なく襲うことなんてないよ!」
#Moment 3
今までは「いい人が悪者を殺す」という遊び方しかしなかった子供たちが3匹の子豚のディスカッションを通して、自分たちの考えを深めていきました。
Aちゃん (5): 「見て!狼(折り紙)を閉じ込めた!」
私:「どうして閉じ込めちゃったの?」
Aちゃん:「悪者だから!」
私:「悪者を閉じ込めるとどうなるの?」
Aちゃん:「良い人になるの!」
Mくん (5):「この麻酔銃で打つこともできるよ」
私:「じゃあ悪者は死なないの?今までは殺そうとしてたけど」
Tくん (5) :「殺さないよ!だって悪者も良い人になれるから!」
私:「君は先週、悪者は生まれた時からずっと悪い人だって言ってたよね?考えが変わったの?」
Tくん:「うん。悪者もいいひとになれるし、いい人も悪い人になれるんだよ」
子供たちは3匹の子供のストーリーのディスカッションを通して…
- 悪いことをする=常に悪者ではなく、悪い事や悪者にも何かしら理由や原因がある
- 悪い人も良い人もその人次第でどちらにでもなれる
という新しい考えを生み出し、私に示してくれました。
実習期間は4週間しかありませんでしたが、子供たちの"BAD GUYS"への考え方を深く知ることができましたし、何より「悪者ごっこって子供達のために良くないんじゃないの?」と懸念を示す方々へ、子供たちは有能であり、きちんと現実と遊びの境界線が分かっている例として証明できたのではないか、と思います。
子供というのは大人が考えているよりも、きちんと物事や世界を理解しています。子供だから、と言ってむやみに探索の範囲を狭めたりせず、一緒に色々な疑問や興味のあることを深く掘り下げていきたいですね!
のぐとも
Reggio Emilia教育
- Reggio Emilia Approach (レッジョエミリア教育方針)とは
- Reggio Emilia Approach: Core concepts
- The Child: 子供
- The Environment: 環境
- The Teacher: 先生/教育者
- Reggio Emilia Approach: Key Characteristics
- プロジェクト活動
- アート活動
- ドキュメンテーション
- Reggio Emilia Approach: Core concepts
続きを読む
Heteronormativityとは
留学に大事なこと
こんにちは、のぐともです。
今日は本当に手短に。
ツイッターにも書きましたが、個人的に留学した身として私が言えること。
留学に大事なのは、
「まぁなんとかなるさ」
と思えるメンタルの強さだと思います。
テキトーなこと言ってる、と思われるかもしれませんが、なんとかなった人間がここにいるので安心してください。
よく留学行く前の英語力がどれくらいだったか、という質問をいただくのですが…正直留学前の英語力なんてほぼ皆無でしたよ!!!
留学に行く直前の空港で、たまたま私の目の前で転んだおじさんに「Are you okay?」すら全く出てこないほど英語力なんてなかったです。英検なんて持ってたところで、実際に現地の人と話す時は緊張して頭真っ白で簡単な単語すら出てこなかった…
そんな私のクソみたいな英語力でも「なんとかなる」と思ってたし、実際になんとかなりました。
あまり思い詰めると病んでしまいますし、なんとかなるさぁって思ってた方が遥かに楽です。
ただ、これだけは注意して欲しいのが、
「なんとかなる!!」と思うのと、
「何もしない」は別です。
なんとかなるさぁ〜と言うだけ言って何もしなければ、なんとかなりません。なんとかなるさぁ〜と思えるくらいの余裕を持ち、毎日をゆっくり自分のペースでやる人だけが、なんだかんだなんとかなるのです。
人と比べることはやめた方がいい。
完璧を求めすぎない方がいい。
自分は自分だし、自分のペースがある。
他人は他人でその人のペースがある。
あまり思い詰めると、そんな当たり前のことが頭から離れてしまいます。焦らずゆっくりコツコツやっていれば大丈夫。なんとかなります。
留学に大事なのは、そうやって「なんとかなる」と自分を信じてあげることと、「なんとかならないじゃないか!」と焦らずにコツコツ続ける忍耐力だと個人的には思います。
のぐとも
私が留学を決めたきっかけ
こんにちは、のぐともです。
またまたお久しぶりの投稿となってしまいました…最近はもっぱらツイッターしかやっておりませんが、久々にブログを書いてみようと思います。
ツイッターやインスタなど色んなところで、私が留学を決めたきっかけなどを聞かれることがあるので、今日は少し私の昔話を…
ーはじめての外の世界ー
まず私が日本の外に目を向ける事になったのは小学校6年生の頃です。社会の授業で、先生がリストアップした国の中から一つ選んで、その国について調べて発表する…という課題がありました。
一人一人選んでいくのですが、やはり人気があるのはアメリカ、イギリス、フランス、などなど割と小学生でも聞き馴染みのある国でした。その中で私が選んだのはノルウェー🇳🇴です。
正直、みんなと違うことをするのが大好きだった私は敢えてみんなが選ばなかった北欧を選んだのですが、今思うとこれが私が日本国外に目を向けるようになった1番最初の出来事でした。
ノルウェーについて調べた私は、日本とは全く違う街並みや自然、福祉システムなどにとても感銘を受けたのを覚えています。その時から、私の夢は「ノルウェーに行くこと」になりました。
まずそのためにはノルウェー語を学ばなければなりませんが、それよりも先に世界で通用する英語を学ぶ必要がありました。しかし英語は苦手ではなかったものの、勉強はあまり好きではなかった私…
ー英語部との出会いー
そのまま夢に向けて何か特別なことをするわけでもなく中学校に進みます。そこで英語部という、英語でミュージカルをやる部活に出会いました。オーディションにダンスや歌、アドリブ演技の特訓などかなりしっかりとした部活です。
中には帰国子女の先輩などいましたが、私は英語が特にできたわけでもありません。台本は英語のセリフと共に日本語訳も書かれていたので、シチュエーションとセリフさえ覚えてしまえば、英語ができなくてもなんとかなりました。
しかし、色々なミュージカルや役を演じる中で次第に「英語ができればもっと感情移入できるはずなのになぁ」と思うようになります。
ーはじめてのやりたいことー
そして親に留学したい、という意思を伝えました。今まで特にやりたいこともなかった人生で、自分から何かをしたい!と初めて思った瞬間です。
ありがたいことに両親は喜んでサポートをしてくれました。留学したい!と言って、すぐにさせてもらえる環境は親にも経済的にも本当に恵まれていると思います。
カナダで高校、大学を経て、社会人となった今でも未だにサポートをしてくれている家族には感謝しかないです。
まぁ、そんな感じで私が留学を決めるきっかけとなったのは、本当に小さな事からでした。皆さんも留学を決めるきっかけというのは人それぞれだと思います。
どんなきっかけであろうと、自分で留学を決めた以上は真剣に向き合いたいですよね。知らない国で1人で生活を送らなきゃいけないことを考えると、必ず一回は誰しでも躓くことがあります。
そんな時は、留学を決めた時の自分のあの覚悟とワクワクを思い出すと、なんだかんだ頑張るしかないのだ、と思わざるおえないのです (笑)
のぐとも
寝付きが悪い2歳児と寝かせたい私
みなさま、ご無沙汰しております。
のぐともです。
年始のご挨拶も出来ず…いつのまにか1月も半分過ぎてしまいました。改めて、あけましておめでとうございます。2021年ですね。
そんな2021年はじめてのブログ投稿になるわけなんですが、今回は私の仕事場でのお話をちょこっとさせていただきたいと思います。
『寝付きが悪い2歳児と寝かせたい私』
まさに今からお話しする内容はこのタイトル通りなんですが、なぜかラノベのタイトルみたいになってしまいました。笑
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、私は現在バンクーバーのデイケア(保育園)でECE (幼児教育者/保育士)をしています。
まぁ働き始めてからたくさんの子供と出会い、いろんなことがあったわけですが、やっぱりデイケアで働いていて1番大変だなぁと感じるのは昼寝 (nap time)です。
子育てをしてる親御さんにとっても寝かしつけというのは身近なものだと思います。子供も十人十色ですから、寝かしつけが楽な子と大変な子がいますよね。
ましてやデイケアで働いてるとなってくると何人もの子供を寝かしつけなければなりません。私のデイケアは他に比べると子供の人数が少ないので、3-5歳部屋の昼寝は1人の先生で、1.2歳部屋は2人の先生で行われます。
これがまぁ大変なんですよね。
1人の子でも寝かしつけって割と体力を使うのに、5人以上も一度に寝かしつけるとなると本当に全エネルギーを持っていかれます…
なので寝かしつける順番も考慮しなければ、こっちの身体がやられます!!!
「この子は放っておいても1人で寝てくれる」
「この子は物音に敏感だから最初に寝かしつけなきゃ」
「この子は動いて物音立てまくるから早めに」
たかが昼寝。されど昼寝。
少しでも何かミスると全員寝ないなんてことが普通にあり得てしまうわけなんですよ…ひぇ…
ちなみに私は昼寝や寝かしつけに1番大切なことはまず子供を知ることだと思ってます。当たり前なんですが。
子供がみんなそれぞれ違うように、子供の寝方もそれぞれ違うんですよね。寝かしつけるにはそれをまず把握する必要があると思います。
それを教えてくれたのが2歳の子でした。
長い前置きになってしまいましたが、今回はそんな寝付きが悪い2歳児と寝かせたい私のお話です。
IT (infants & toddlers)部屋にいる2歳の可愛い女の子。女三姉妹の真ん中なんですが、3人ともすでにお顔が整っていてめっちゃ可愛いです。
だけどそんな可愛い子にもつい私たち先生がイライラしてしまう時がありました。それが昼寝タイムです。
なんせぜんっぜん寝ないんですよ!!
ずっとベッドの上でくねくねしたり、横にならなかったり、とにかくひたすら動く!しゃべる!寝ない!!
親御さんは昼寝がなくてもあまり気にしていませんでしたが、私たちは気にします。まだ2歳だから身体を休める時間は必要だと思うし、何より寝てくれた方が私たちも少し休めるのでありがたい。後者の方が本音かもしれませんね…
とにかく毎日、昼寝の時間が可愛い2歳児と私たちにとっての闘いでした。ランチタイムが終わると試合開始のゴングがなります。
そもそも昼寝部屋に行きたがらないので、まずそこから交渉を始めます。あまり刺激し過ぎないように、優しく交渉です。強制はしません。あくまで交渉!
「やっと昼寝部屋に入ってくれた〜」
と思うのも束の間、第二ラウンドの開始です。むしろここからが本番。
ベッドに横になってもらって、王道の背中トントンをひたすら続ける…ものの全く眠くなる様子がないではないか…
それでは!と他の先生とバトンタッチしてみるものの…動じねぇ!!!!!!
眠くなるどころか目がギンギンなんですよ。「悪いな、先生。私は寝るつもりなんかないんだよ!どれだけ頑張っても無駄だよ…ふっ」とでも言いたそうな目をしてます (私の妄想
「仕方ない…イライラし過ぎてもダメだし。寝なくてもいいが、とりあえずは静かにしておいてもらうために抱っこしながらロッキングチェアにでも座っとくか〜」と、その子の寝かしつけを諦めたとある日。
なんと奇跡が。
お分かりかと思いますが、寝ました。
彼女が。
あの、寝かせねぇよ?みたいな目でこっちを見てた彼女が。
他の先生に伝えるともちろんみんな驚きます。そりゃそうです。私も驚きました。
「偶然だよ〜」と他の先生には言ったものの、心のどこかで「本当に偶然か…?」と思う自分。そこで、何が今までと違ったのか考えてみたんです。
そして、答えはロッキングチェアにあったのでは?との結論に至りました。
「背中トントンで寝なくて、ロッキングチェアで寝るんだとしたらもしかしなくても揺らすことで寝るのでは…???」と閃いたんですね。
ということで次の日にすかさず試したんです。もうそれはそれは揺らしまくった。ひたすら一途にユラユラと。その子が体勢を変えようが、独り言を言おうが、ひたすら揺すった。
結果、私の勝利🙏🏻🙏🏻
寝た。
今までの長い闘いが嘘だったかのように驚くほどぐっすりと寝た。
彼女に気付かされました。
「寝ないのではなく、寝られない」
私たちは、背中トントンが誰にでも当てはまると思ってトントンしてたんですよ。つまり彼女自身のことを考えるのではなく、子供の1人としか考えてなかったんですね。だから背中トントンしてれば寝るだろう、と思ってしまったんです。
私たちも子供もみんな違うのに。
背中トントンでダメなら揺らす、揺らしてダメなら眉毛を触る、眉毛でダメなら頭を触る…そうやって色々試してその子に合う寝かしつけ方を知る必要があるんですよね。
おかげさまで今ではみんな寝てくれます。他の先生だと寝ないのに私となら寝てくれることもあります。
それは子供たちが他の先生より私の方が好きだとかそういう話じゃなく、それぞれの子供の寝方を研究してその子に1番合った寝かしつけ方をしているからだと、そこは自信を持って言えます。
寝かしつけの前に子供をきちんと知ること。彼らを子供というカテゴリーではなく、きちんとその子自身として見ることが大事なんですよね。
簡単に見えて忘れてしまいがちなこと。
2歳の、寝つきが悪かった彼女が教えてくれました。
のぐとも