のぐともカナダ留学ブログ

15歳で留学開始し、カナダ11年目。 高校、大学を卒業し、現在は幼児教育者として働いています。 永住権取得済み。

子供が泣いてる時の対処法

 

 

こんにちは、のぐともです。

 

今回は、私が個人的に実践している子供が泣いている時の対処法についてお話ししたいと思います。これは私がおすすめする、というだけで必ずしも正解とかではないです。子供はひとりひとりみんな違います。その子にあった対処法というものがあるはずなので、こんな方法があるのか〜ぐらいに思ってもらえればいいです。

 

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みなさんご存知の通り、子供というのはよく笑い、よく遊び、よく寝て、そしてよく泣くものです。泣いている子供をどうやってあやせばいいのか分からない人も多いと思います。ではどうすれば泣き止んでもらえるのか... 私が毎日実践している方法をご紹介します。

 

3-5歳児が泣いている時の対処法

子供が泣き始めた時に一番はじめにするべきなのは、子供を落ち着かせてあげることです。泣いているところに「どうしたの?何があったの?」といきなり聞きたいところですが、まずは落ち着かせること。

 

そのために私はいつも

Listen. Can you please stop crying? Because if you keep crying, we cannot hear your voice; which means we don't understand why you're crying. SO, why don't you just calm down first? And then, you can explain to us what happned and we might be able to help you, okay?

 

「聞いて。とりあえず泣くのをやめよう。ずっと泣いたままだと、どうして泣いてるのか私たちは分からないから、助けたくても助けられないの。一回落ち着いてみよ。そしたらどうして泣いてるのか説明できるし、きっと私たちも助けてあげられるはずだから」

とやさしーく声をかけます。

 

そうすると大抵の子は落ち着いてくれます。

 

NGな対処法

逆に一番やってはいけないのが、泣いている子に質問責めをすること。

「なんで泣いてるの?」

「何があったの?」

もしくは、理由を説明したりせずにひたすら

「泣くのはやめよう」

と言い続けること。

 

子供というのはとても賢いです。

いろんなことにWHY?と聞いて、理由を求めるように、なぜ泣き止まなきゃいけないのか、を理解してもらう必要があるのです。だからただ「泣くのをやめよう」と言っただけでは納得してもらえないのです。

 

「なぜ泣き止まなきゃならないのか」という子供の隠れた疑問に対し、「泣き続けていると、助けたくてもどう助けてあげたらいいのか分からない」「なんで泣いているのかがわかったらきっと力になれる」という理由を加えてあげることによって、「そうか。とりあえず、落ち着いて説明したらきっと先生が味方になってくれる/解決してくれる」という考えを抱いてくれるようになるはずです。

 

すると不思議と子供たちは落ち着いてくれます。

きっと彼らも、何があったのかをきちんと説明したいのでしょう。

 

泣いている理由を見極める

子供が泣いている理由をある程度見極めるのも重要になってくると思います。その理由によっては少し伝える言葉も変わってくると思うので。

 

大体 3-5歳児の場合は...

「自分が遊んでいたおもちゃを取られた」

「転んで怪我をした」

「友達が遊んでくれない」

「遊びたいおもちゃが他の子の手にある」

「先生のいうことを聞きたくない」

なんて事が多いと思います。

 

例えば、遊んでいたおもちゃを取られた場合。

「That's okay. You don’t need to cry. If you keep crying, he/she cannot hear your voice. So, use your words and tell him/her that you are still playing with the toy. If he/she still doesn't listen to you, call us so that we can help you.  」

-「大丈夫、泣かなくていい。泣いてるだけじゃ伝わらないから、きちんと言葉でまだ自分のターンだと伝えればいい。それでも分かってくれなかったら私たちを呼んで。そしたらきっと助けてあげられるから」

 

でもこういった場合、私は片方だけの味方をせずに両方の味方をするようにしています。例えば、こう言った後に...

「 Yet you know that you have to share the toy, right? I know it wasn't nice to steal the toy from you, but make sure you share it with him/her later, okay?」

-「でもシェアしなきゃいけないのは分かってるよね?確かにあなたからおもちゃを奪うのは良くなかったけど、後できちんとシェアするんだよ」

や、相手の子に対し

「I heard that you took the toy from her/him. You know that is not a nice way, right? I know she/he has to share the toy, but you can just use your words and ask instead of just taking it. She/he is a very nice person so, I am sure if you ask, she/he will understand, okay?」

-「おもちゃを奪ったと聞いたけど、それが良い方法じゃないのは分かってるよね?確かにシェアしなきゃいけないけど、奪う代わりに言葉を使って聞かなきゃ。彼/彼女はとても良い子だからきちんと聞けば分かってくれると思うよ。」

 

と、なるべくどちらか一方に肩入れせずに、どちらの味方になるようにした方が公平性が増す気がするし、どちら側の子も理解してくれる事が多いです。

 

1-2歳児への対処法

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実は今まで紹介した対処法はなんだかんだ言葉が通じる3-5児向けで、1.2歳児への対処法はまた少し異なってきます。

 

1.2歳児の場合は意外とシンプルで、言葉を使って説明するよりもトピックを変えて、注意を他にそらした方が泣き止んでくれたりします。それでも泣き止まない子も多くいるので、一応言葉で泣き止んでもらおうと説明はしたりしますが、基本的にこのぐらいの歳の子は泣けば収まると思っている子も少なくないので、学ばせるためにも場合によっては泣かせておくこともあったりします。ただのわがままで毎回泣いてる子は一応学ばないとね...

 

 

 

 

以上、こんな感じで私が普段実践している子供が泣いている時の対処法をまとめてみました。いかがでしたでしょうか?少しでも皆さんの参考になれば幸いですが、所詮は私個人のやり方である、ということだけ理解してもらえたら嬉しいです。

 

 

のぐとも